舞台の上

アウ=アウオのブログ

劇場版少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト 感想①

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はじめまして。アウ=アウオです。はじめてのブログですので拙い部分が多いと思いますがよろしくお願いします。

劇場版少女⭐︎歌劇レヴュースタァライト3回目見てきました。ふせったーで呟くには分量が多すぎるのでブログを開設することにしました。以下、アニメ版と劇場版を含めてネタバレ注意です。劇場版まだ見てない人は今すぐ見に行ってください。上映館がもうだいぶ限られてきていますが…

なお、記憶に間違いがある場合もありますのでご了承ください。ご指摘いただければ修正します。

 

書きたい項目ごとに書いていきます。書きたいことをただアウトプットしてるだけなので考察も感想もあらすじもごちゃ混ぜですが。考察というよりは、あらすじをアウトプットしていく作業みたいな感じで書きました。

何回かに分けて投稿しようと思っていますが、今回は物語の主役対役である華恋ひかりについて書きます。

 

①幼少期

幼少期の華恋(あいじょうかわん)(れもんぐみ)はキラミラ(携帯型ゲーム)に夢中。引っ込み思案で、みんなが園庭で遊んでいてもうまく馴染めず先生のところにいる華恋。

ある日、隣に同い年の神楽ひかりが引っ越してくる。クラスでみんなでカスタネットを演奏している場面、華恋はひとりだけずっとズレたリズムで叩いている。すると、隣にいたひかりが正しいリズムで華恋のカスタネットを叩く。華恋はひかりのカスタネットを叩き返す。顔を見合わせてにっこりする2人。

またある日、華恋はひかりのお弁当からミートボールを奪って食べる。すると今度はひかりが華恋の卵焼きを奪って食べる。(華恋の弁当箱は白米だけに!)

2人の関係は幼少期から"交換"の関係だったと言える。

ある日、区立わくわく広場で他の友達とキラミラをしている華恋のところにひかりがやってくる。帰り際、ひかりが少々強引に華恋を舞台に誘い、翌日一緒に戯曲スタァライトを見に行く約束をする。

翌日、そこで見たのは舞台少女となった自分たちが演じるスタァライト。ひかりが華恋を舞台に誘ったのは「ちょっとした自慢のつもり」だったのだが、、、「行こう。あの舞台へ。輝くスタァに、2人で。」華恋は舞台に魅せられ、ひかりと約束を交わす。ここも交換、ひかりが華恋を舞台に誘った後、今度は華恋がひかりを舞台少女になるように誘ったのだ。この日、舞台少女愛城華恋と舞台少女神楽ひかりが生まれた。どちらかが欠けていたらどちらも舞台少女になることはなかっただろう。この日の帰り道、2人は東京タワーの下のお店(東京おみやげしいてぃ)で髪止め✨👑を互いに買って交換する。2人でトップスタァになるという夢をここで交換したわけだ。

ひかりが引っ越してきてからしばらく経ったある日、ひかりは華恋に、ロンドン🇬🇧に引っ越すことになったことを告げる。「ひかりちゃんがどんどん(ロンドン)いっちゃったら、ひとりじゃスタァライトできないぃぃ〜!」泣く華恋。「きめた。わたし、スタァになるまでかえってこない!かれんともあわない!」ひかりからは手紙を送っていいが、華恋からは送らないという約束を交わし、ひかりはロンドンへ行ってしまった。その後、ひかりからは定期的に手紙が送られてくるが、華恋はその手紙を見ようとせず、母からその内容について聞くことも絶対にしようとしなかった。

 

②小学生

7年後、小学生6年生になった華恋。劇団アネモネで「青空の向こうへ(第99回公演)」の主演を務める。華恋の口癖「ノンノンだよ!」はこの時の台詞から来ている。この日の夜、華恋は叔母に、ひかりのことを調べてみないかと言われる。「調べない!」「…怖いの?」「怖くなんか…ない…」

華恋は叔母に勧められて聖翔音楽学園を目指すことにした。叔母いわく「今目指せる一番のところを目指さなくちゃね」。併願校は青嵐総合芸術院。アニメ版の世界線にもちゃんと存在するんだなぁ。

 

③中学生

中学生になった華恋、ドーナツ屋で友達と修学旅行の計画を立てているが、途中でボイトレのレッスンのために帰る。同級生は将来のことを考えている華恋のことをすごいと言うが、そのうち1人は華恋にも迷いや不安があるのではと言う。実際のところ華恋は、ひかりが約束を忘れているんじゃないかと、ずっと不安を抱えながら過ごしている。

スマホを買ってもらった華恋は「神楽ひかり」について調べようか調べまいか迷っていた。(「か」を打った時点でかにはにわがサジェストされてるのでこの当時はすでに華恋はカニハニワが好きだったと考えられる。ちなみにひかりは幼少期からミスターホワイトが好き。)見ない、聞かない、調べない……でも調べないは自分ルールだから…華恋はついに「神楽ひかり」で検索してしまい、ひかりがイギリスの王立演劇学院に入学していたことを知る。高校2年生のときひかりが聖翔に転入してきたのちも、ひかりについて調べたことはひかりには内緒にした。

 

𝑤𝑖(𝑙)𝑑-𝑠𝑐𝑟𝑒𝑒𝑛 𝗯𝗮𝗿𝗼𝗾𝘂𝗲

劇場版で主に描かれる2019年5/14〜について。華恋の進路希望調査用紙は空白。ひかりについては自主退学とある。ひかりは第100回聖翔祭で華恋とともにスタァライトの主演を務めたのだが、その後自主退学してイギリスに逃げたのだ。逃げた理由について、ひかりはまひるとのレヴューで「華恋のファンになるのが怖かった」と言っている。

華恋にとって舞台はひかりちゃんだったので、華恋は自分の行く先を見失ってしまった。そんな中、𝑤𝑖(𝑙)𝑑-𝑠𝑐𝑟𝑒𝑒𝑛 𝗯𝗮𝗿𝗼𝗾𝘂𝗲が開演する。列車は必ず次の駅へ───では舞台は?私たちは?次の舞台へ立つ覚悟を問うている皆殺しのレヴューには、華恋は参加しない。ななが言うように、(「華恋ちゃん、あなただけは…」)次の舞台を見失っているからだ。(そもそも次の舞台を見失っている、そんな方はお呼びではありません。わかります…か?)そんな華恋を助けに行くのが、ひかりである。地下鉄(地下鉄の車体には〇̶のマークが…)に乗ろうとするとキリンが現れ、問いかける。「列車は必ず次の駅へ───では舞台は?あなたは?愛城華恋さんは?」華恋の危機を察したひかりは列車に乗って𝑤𝑖(𝑙)𝑑-𝑠𝑐𝑟𝑒𝑒𝑛 𝗯𝗮𝗿𝗼𝗾𝘂𝗲へと向かう。

アニメ版では、塔に幽閉されひとりで運命の舞台を演じ続けていたひかりを、華恋が助けに行った。映画ではひかりが華恋を助けに行くことで、お互いに立場を交換している。

華恋とひかりのこの交換の関係は、お互いにお互いがいないと前に進めない関係とも言えるかもしれない。

電車に乗って日本(舞台下手入口駅)に到着したひかりだが、愛城華恋の表示の先にはまひるまひるとのレヴューに関しては次回以降。

まひるとのレヴュー後、キリン🦒からトマト🍅を受け取り(キリンは舞台の燃料としての自分の役割を認識)、かじり、約束タワーで華恋との再会を果たすひかり。しかし華恋はまだ「私にとって舞台はひかりちゃん」状態。トマトには目もくれず、舞台に立っていながら客席からの目を意識してしまう華恋。不安と恐怖で途方に暮れる華恋、突然倒れて死んでしまう。ここでひかりがスーパースタァスペクタクルを歌い始める。「お願いよ、華恋。目を覚まして。」華恋の死体は塔から落ち、途中でポジションゼロの形の物体となって電車の上に乗る。ひかりが幼少期の華恋の手にトマトを渡すと、電車内のバーナーが稼働し華恋の過去を全て燃やし尽くす。ひかりからの手紙、自宅の部屋、過去の自分、全て。砂漠の土煙を駆け抜けた電車は、電車の後ろにつけられたバーナーで一気に加速して約束タワーに登る。塔の上、アタシ再生産のネオンの前でポジションゼロの形の物体の中から登場する華恋。棺桶の中から蘇るようだ。「帰ってきたよ。列車に乗って。」華恋は舞台少女として生まれ変わる。「愛城華恋は舞台に一人、愛城華恋は次の舞台へ!」ひかりもそれに呼応する。「神楽ひかり、私がスタァだ!!」

かれひかレヴューが始まるのだが、華恋の剣はひかりのあまりの眩しさで折れてしまう。(ひかり「私がスタァだ!」)ひかりは華恋に短剣を突き刺す。華恋はここで初めてひかりを運命の相手ではなくライバルとして意識する。「わたしも"ひかり"に負けたくない」もう「私にとって舞台はひかりちゃん」だった過去は全て燃やした。華恋とひかりの交換の関係は終わったのだ。代わりに華恋とひかりは"ライバル"になった。刺された華恋の体からは大量のポジションゼロが吹き出し、同時に約束タワーは中間部で折れ、ポジションゼロが吹き出す。折れたタワーの上部は砂漠の巨大なポジションゼロに突き刺さる。2人のレヴューは幕を閉じた。砂漠には外された2人の髪止め。のちにそれぞれカバンに付け替えている。このことからも、髪止めをつけることは運命の交換の象徴と言えるだろう。もう華恋とひかりは約束の相手ではなくライバルなのだから、髪止めをつける必要はないのだ。「演じ切っちゃった、レヴュースタァライトを」

聖翔を卒業した2人。ひかりは別々の道へ進んだみんなに会いに行く。華恋はオーディションを受ける。その舞台にはひかりちゃんはいない。でも、もう華恋には不安も迷いもない。もう華恋を縛っていたひかりとの交換の運命は燃やし尽くした。アタシはアタシに生まれ変わった。愛城華恋は次の舞台へ。これからも、愛城華恋は日々進化中。何も恐れることはないのだ。

なんだこれ…いい話すぎるだろ… 

次回へ続く